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2011年9月8日木曜日

OpenVPNの速度計測(サーバークライアント間)


OpenVPNの速度を計ってみた。

サーバークライアント間であって、拠点間を今回は計測しておりません。
拠点間を繋ぐほど、弊社は支店がありません。
もし、お客様で弊社とダイレクトに繋ぎたいという要望があれば、繋ぎますが、
モバイル環境からの接続で大抵は十分運用できますので、繋いでいないというのが現状です。

さて、使用するのは、iperfというツールですが、OpenSUSEではYaSTでインストールできます。
Windows版は下記からダウンロードします。
http://linhost.info/2010/02/iperf-on-windows/

どちらもコマンドから実行するタイプのものですので、リモートでアクセスして、
ちゃっちゃと実行できるのがとても楽ちんです。
先にサーバーから起動して、クライアントからアクセスに行くという手順になります。

なお、デフォルトでTCPの5001番を使用しますので、内部のファイアーウォールなど開けておく必要があります。
(YaST2のファイアーウォールで設定してください。)

今回計測したのは、WiMAX+OpenVPNのモバイル環境からです。
WiMAXはUSB接続しておりますので、アップ10Mbps、ダウン4Mbpsが通常の速度です。
もちろん、状況によってはこれ以下になることもしばしばあります。
ちなみにマシンはいつものviliv N5(atomZ520)です。
相変わらず非力マシンを使用していますが、リモート管理では大変重宝しています。
なんてたって、軽いですから。





さて、早速、数値ですが、

vm-pc_router transfer=7.93MBytes Bandwidth=6.49Mbits/sec
(ESXi5.0 GuestOS:OpenSUSE11.4-64bit)
vm-vista64 transfer=1.92MBytes Bandwidth=1.53Mbits/sec 
(ESXi5.0 GuestOS:Windows Vista-64bit)

iperfはデフォルトでの計測です。
サーバー側は
iperf -s
を実行しておきます。

クライアントのノートから
iperf -c 192.168.x.x
iperf -c 192.168.y.y
で計測しました。

なお、vm-pc_routerをサーバーにvm-vista64をクライアントに計測すると
transfer=792KBytes Bandwidth=644Kbits/sec
しか出ませんでした。
ESXiの内部だからなのか、Windowsだからなのか、原因を追究しておりません。
しかしながら、vm-pc_router上のsambaから、300MBほどのファイルのダウンロードは、
10秒以内で完了します。
30MBytes/s 240Mbit/sのスピードは出ますので、何か他に原因(iperfの設定)があるのだと思います。
※あやしいのはTCP Windows sizeがデフォルトで変わるところですね。

ちなみにvm-vista64からvm-VPN_serverへのアクセスは、
vm-VPN_server transfer=369MBytes Bandwidth=309Mbits/sec 
(ESXi5.0 GuestOS:OpenSUSE11.4-64bit)
でます。

今回の趣旨はOpenVPNの速度計測でしたので、ESXi内部の速度は詳しく追及しません。
弊社内の環境ではWindows系からWindows系への大容量データ転送することが皆無です。
(今後もWindows Serverなどをファイルサーバーにすることはないと思いますし。)
蛇足ですが、
ESXi内部のOpenSUSE11.4-64bit同士では
transfer=2.87GBytes Bandwidth=2.46Gbits/sec
程度の速度が出ます。
なので、Windows系の速度が出ないのは、Windowsの仕様のような気がします。

とりあえず、弊社環境では問題なく使えるレベルのスピードが出ております。
ただ、拠点間VPNの速度をまだ計測しておりませんので、どのぐらい出るかは未知数です。

以上VPNのサーバークライアント間速度計測でした。

もし、導入をご検討されている企業様がいらっしゃいましたら
下記までご連絡ください。
速やかに対応させていただきます。
webmaster@niriakot.jp

よろしくお願いします。

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