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2011年8月29日月曜日

vSphere5 HyperVisor(ESXi5)インストールの話

vSphere5 HyperVisor(ESXi5)を既存のESXi4.1update1に上書きインストールしてみた。

今回は既存のESXi4.1update1への上書きという方法をとったが、
そもそもESXiをインストールしてあるdatastoreとゲストOSをインストールしてあるdatastoreが別のHDDであるのでインストールできたわけですが、皆様は危険を冒す必要はないと思います。
ただ、ESXi4.1が動いていれば、ESXi5も問題なく動くと思います。
まだ1台しか検証してないので、これから不具合見つけるかもしれません。
しかしながら、インストールして数日間経ちますが、問題となるようなことは見つけられておりませんので、ほぼ問題ないと思います。

さて、今回のインストール手順ですが、ESXi4のときと大して変わっておりませんでしたので、画像はありません。
文字だけの手順となります。


手順:
①普通にESXi5のISOをダウンロードする。
Webで登録するとメールが送られてきて、そこからダウンロードするようになってます。
※VMwareのサイトは相変わらず親切なつくりではなく、いろんなところに飛ばされます。
今日現在(8/29am9:30)もESXiをダウンするボタンを押すと製品評価のためのダウンロードサイトに移され、目的のサイトにたどり着けない。
金儲け主義だから仕方がないのかもしれないけど。
なので、URLは書けません。
頑張って探してください。
ちなみにマイアカウントで入るとESXi4.1しかダウンロードできません。

②CD-Rに焼く。

③vSphereClientとvSphereCLIをアクセスするクライアントにダウンロードしておく。
※インストールしたESXiのホストに接続できても、インターネットに出られないとダウンロードできないので。

④立ち上がっているゲストOSをシャットダウンする。
※今回試した既存システムのファイルフォーマットはVMFS3.33であるが、新規に作るとVMFS5.54になる。
最大ファイルサイズが2TBでも1MBのブロックサイズでした。以前は256GBで1MB、512GBで2MB、1TBで4MB、2TBで8MBでした。
パフォーマンス的には違いがないようであるけど。。。

⑤ホストコンピュータを再起動して、BIOSを呼び出す。

⑥念のため、インストールするHDD以外はdisableにしておく。
※これをやってもESXi5のインストーラーからはHDDが全部認識されます。

⑦CDからESXi5を起動する。

⑧画面の指示に従い、インストールする。
※以前、P7F-Mはipmi_si_drvをロードするところでタイムアウト待ちになると書きましたが、今回も同じでした。
インストールが終わった後で、SSHを有効にして、
esxcfg-module -d ipmi_si_drv
を実行します。
そうしないと
Loading module ipmi_si_drv ...
とでて、かなりの時間待ちます。
待てる人は上記コマンド実行しなくてもいいですけど。

⑨インストール完了後、
ホスト名とDNS、GW、DNSサフィックスを設定し、
アクセスするマネジメントのnicにだけIPアドレスを設定し、
SSHを有効にし、
最低限のクライアントからのアクセスを有効にし、管理画面(DCUI(Direct Console User Interface))を抜ける。

⑩クライアントにvSphere Clientをインストールする。
※以前のバージョンではアクセスできません。

⑪vSphere Clientでホストにアクセスし、各ゲストをインベントリに追加していきます。

⑫ゲストによってはVMtoolsが自動でアップデートしません。
手動でアップグレードしなければいけません。

⑬「構成」⇒「仮想マシンの起動/シャットダウン」で起動順番の登録。
などなどありますが、以上でインストールは完了です。

他にも詳細の設定はありますが、以上で大体は完了します。
なお、ESXi5のライセンス番号はESXi4の時と違いますので、改めて取得してください。
ダウンロードするときにシリアルが出てきますので、テキストにコピーしておくのがよいと思います。

あと、vSphereClientをインストールして、目についたのが、「構成」⇒「ソフトウェア」⇒「セキュリティプロファイル」にファイアーウォールの項目ができました。
余計なサービスは止めておきましょう。

先ほども書きましたが、VMFSの5と3のパフォーマンスの違いが気になるけど、暇になったら調査します。

ghettoVCBもバージョンアップしてますので、ご使用中の方は書き換えてください。
confファイルを使った設定に変わってます。
http://communities.vmware.com/docs/DOC-8760

veeam monitor5も使えますが、vSphere Clientのアップとホストの再登録はしないといけないです。

最後にほとんど今のところESXi4.1と変わりません。

以上ファーストインプレッションでした。

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